ごあいさつ
看護教育学は、看護学生を含む看護職者個々人の発達の支援を通して、看護の対象に質の高い看護を提供することを目ざしています。質の高い看護の提供を目ざして産出されてきた看護教育学研究の成果は、30年以上にわたり着実に積み重ねられ、看護実践と教育の基盤となる知識になっています。そして、これらの知識を活用しながら、先輩看護師は後輩看護師に、教員は学生に、質の高い看護の提供に繋がることを願いつつ教育的支援をおこなっています。
第32回学術集会は、『看護職者の可能性を拓く教育と研究』 をメインテーマとして開催いたします。それは、 最新の研究成果とこれまで積み重ねられてきた知識を皆さまと確認するとともに、看護職者の発達を支援し、看護実践や教育の質向上に繋げるため、私たちに何ができるのかを考えたいと思ったからです。
予測困難な時代にあるからこそ、現状や問題の本質を見極め、その解決に向けて粘り強く努力することが大切です。そのため、看護教育学の知識をどのように活用していけばよいのか、参加者の皆さまと討議できればと思い準備を進めております。皆さまのご参加を心よりお待ちしています。
日本看護教育学学会第32回学術集会
学術集会会長 横山 京子
学術集会会長 横山 京子