回線1
<大会1日目>
開会式 9:30~9:35
大会長 | 浅見隆康先生(群馬大学健康支援総合センター) |
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大会長講演 9:35~10:15
演 題: | メンタルプラスの時代を拓く |
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講 師: | 浅見隆康先生(群馬大学健康支援総合センター) |
座 長: | 岩崎 香先生(早稲田大学 人間科学学術院) |
概 要: | 大変な状況下でも自身のストレングスに気づくことができれば、そのことが動機づけとなり困難な中を歩むことができる。私たちには、「気づく支援」が求められている。「できるを増やす」という視点は、自身のできているところに目を向け、「ストレングスに気づく」こととなる。できることが増え、可能予期(バンデュラ)が強まり、社会生活を円滑に営めるようになる。 |
大会シンポジウム 10:20~12:20
テーマ: | 何が障壁なのか、バリアを乗り超えるために―群馬における挑戦 |
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司 会: | 長谷川憲一先生(榛名病院) 須藤友博先生(群馬県立精神医療センター) |
シンポジスト: | |
小川悦子先生(旧東村役場 保健師、現明清会在職) 藤平和吉先生(群馬大学医学部精神科) 山本 大先生(藤岡ダルク) 高𣘺健二先生(土曜学校) 村松正樹先生(群馬県立精神医療センター) | |
概 要: | 「何が障壁なのか、バリアを乗り超えるために―群馬における挑戦」をテーマに、行政、若者支援、ピア先駆者、家族、医療関係者など、それぞれの場における活動を振り返り、障壁をいかに乗り越えてきたか、より良い地域社会を創る上で求められることは何か、などについて語り合う。学会は来年で設立30年となり、スローガンも「共に創る、共に暮らす」に変更された。私たちが目指してきたことは何だったか、それはどこまで実現できたか、今後何を成すべく、それを成すためにどのようなことに取り組んでいくかを話し合う。 |
ランチョンセミナー 1 12:30~13:20
共 催 | 大塚製薬株式会社 |
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演 題: | VR(Virtual Reality )という新しいテクノロジーを活用したソーシャルスキルトレーニング |
講 師: | 蟹江絢子先生(株式会社 ジョリーグッド) |
座 長: | 岩田和彦先生(大阪精神医療センター) |
概 要: | 統合失調症の治療のゴールは精神症状の改善のみならず、生活機能のリカバリーだとされている。そのためには、生活に密着したソーシャルスキルトレーニングをはじめとした心理社会的治療が有用であるが、提供できる医療者が不足しているという課題がある。 VRをはじめとしたデジタル治療プログラムを用いることで、医療者の負担が軽減する可能性がある。また現在の医療の枠組みでは支援の手が届きにくい部分にアプローチすることができる可能性がある。大塚製薬株式会社と株式会社ジョリーグッドが業務提携するといったかたちで、VRを用いたソーシャルトレーニング(非医療機器)を開発した。本セミナーではそのプログラムについても紹介する。 |
※医療・福祉従事者のみご覧いただけます。 |
教育講演 13:30~14:20(動画配信)
演 題: | 大人の自閉症スペクトラム障害(ASD)の人への支援 |
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講 師: | 池淵恵美先生(帝京平成大学) |
座 長: | 安西信雄先生(帝京平成大学) |
概 要: | ASDの人たちは小さいころから生きづらさを抱えていて、それがASDによるものとは気づかれずに、悪戦苦闘していることが多い。しかし周囲の無理解でいじめなどにあって、屈曲してしまわなければ、成長する力はしっかり持っており、何より周囲が得意なことに気づいて引き出す環境を用意することが一番の支援になる。当日はASDの人たちの脳の仕組みで苦手なことが出てくることを説明した後で、良い上司に巡り合って元気に働いている人たちの話をしたい。 |
特別講演 14:30~15:20
演 題: | 表現することは、自分を消し去ること |
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講 師: | 萩原朔美先生(前橋文学館館長) |
座 長: | 後藤雅博先生(こころのクリニック ウィズ) |
概 要: | 自分の体験を振り返ると、行為の根底に私とは何者かと言う問いがある。演劇体験も、美術の作成も、映像作品製作、あるいは文章表現も答えを探すための手段であったようだ。表現は自分を拡張させるのではないかと思っていたのだ。ところが、表現されたものが作家を離反する事を体験すると、実は表現は自分を消し去る事だと言うことが分る。そんな表現と精神の関係について話してみたい。 |
学会シンポジウム 15:30~17:30
テーマ: | パンデミックと精神医療・精神科リハビリテーション;3年の経験から育んだもの |
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司 会: | 栄セツコ先生(桃山学院大学) 西尾雅明先生(東北福祉大学) |
シンポジスト: | |
精神科病院での診療 加瀬昭彦先生(横浜舞岡病院) 福祉施設 鈴木一広先生(NPO法人 おれんじはぁと グループホームなんがい) オンラインを活かしたリハビリテーションプログラム(SST) 佐藤史教先生(岩手県立大学) アウトリーチ(ACT) 渡邉真里子先生(ちはやACTクリニック) | |
指定討論: | |
川村有紀先生(仙台スピーカーズビューロー) | |
概 要: | 精神障害者リハビリテーションに関わる者たちが、新型コロナ禍の中、それぞれの立場や状況において、どのように立ち向かってきたかを検証し、精神障害者への支援や保健・医療・福祉サービスの質を維持するために行ってきた工夫などについて紹介し合い、これらの経験を下に、今後の精神障害リハビリテーション活動の方向を話し合いたい。 |
<大会2日目>
心理教育・家族教室ネットワークシンポジウム 10:00~12:00
テーマ: | これからの心理教育の効果的な実践について考える-エビデンスからの示唆をふまえて- |
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座 長: | 伊藤順一郎(メンタルヘルス診療所しっぽふぁーれ) 菅原明美(美作大学) |
シンポジスト: | |
うつ病の家族心理教育:実践報告とエビデンス 香月富士日先生(名古屋市立大学) 摂食障害の家族心理教育 上原 徹先生(高崎健康福祉大学) アウトリーチ支援における家族心理教育の活用 西内 絵里沙先生(国立精神・神経医療研究センター所沢市アウトリーチ支援チーム) 共同意思決定(Shared Decision Making: SDM)と心理教育 福井里江先生(東京学芸大学) |
ランチョンセミナー2 12:10~13:00
共 催: | 武田薬品工業株式会社 |
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演 題: | うつ病患者さんの未来に応える~Vortioxetineで変化する治療は~ |
講 師: | 大橋昌資先生 (医療法人啓夏会 響ストレスケア~こころとからだの診療所 院長) |
座 長: | 後藤雅博先生 (医療法人崇徳会 こころのクリニック ウィズ 院長) |
※医療従事者のみご覧いただけます。
一般演題 5 13:10~14:25
「入院と地域」座 長: | 千葉理恵先生(神戸大学大学院) 芦名孝一先生(群馬県立精神医療センター) |
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演 題: |
「身体合併症をもつ精神科入院患者が身体科病院を受診する際、精神科看護師が経験している困難:精神科看護師を対象とした実態調査」 「院内OTRから見るデイケア通所を勧めたい患者様の特性(第一報)」 「入院統合失調症患者と外来統合失調症患者のリカバリーの比較」 「精神障がいのある人への計画相談支援における入院アウトカムに影響する要因の検討 ~2年間のケースコントロールスタディから~」 「精神障害者地域移行支援におけるピアサポートに必要なソーシャルワーカーの役割:ピアサポーターに対する調査結果より」 |
一般演題 6 14:20~15:35
「心理社会的支援プログラム」座 長: | 大川浩子先生(北海道文教大学) 服部真弓先生(上毛病院) |
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演 題: |
「薬物依存症者に対する回復支援の方法 その2」 「コロナ禍でのSST普及協会北関東支部におけるWeb勉強会の試み」 「自立訓練(生活訓練)を活用して就労に向けた選択をサポートする~短期就労・生活支援コース ファーストステップの実践報告~」 「24年及ぶ家族教室「土曜学校」での家族支援の特徴について」 |